この記事でわかること
- 【女性向け】バリカンセルフカットのメリットと簡単な始め方
- 【髪型別】ショートからロングまで!具体的なバリカンの使い方
- 【応用編】バリカンを使った刈り上げやツーブロックのやり方
女性のセルフカットになぜバリカン?メリットと簡単な始め方を紹介
バリカンでのセルフカットに興味があるけど、なんだか男性のイメージが強くて難しそう…と思っていませんか?
実は、バリカンはコツさえつかめば、美容院代の節約や、気になった時にすぐ整えられるとても便利なアイテムなんです。
特に「襟足」や「もみあげ」など、自分では見えにくい部分的なお手入れには最適。
この項目では、女性がバリカンでセルフカットを始めるメリット・デメリットから、最初に揃えたい道具、そして誰でも簡単にできる基本のやり方まで、丁寧に解説していきます。
あなたもバリカンを味方につけて、理想のヘアスタイルをキープしませんか?
実はメリットたくさん!バリカンセルフカットを始める魅力とは?
「セルフカットにバリカンって、なんだか大げさじゃない?」と感じるかもしれませんね。
私も最初はハサミで十分だと思っていました。
でも、一度バリカンの手軽さを知ってしまうと、もう元には戻れないほどの魅力があるんです。
一番の魅力は、なんといっても「均一な長さに、簡単かつスピーディに切れる」こと。
ハサミで襟足やもみあげの長さを揃えるのは至難の業ですが、バリカンならアタッチメントという部品を付けて、スーッとなでるだけ。
誰がやっても同じ長さに仕上がるので、大きな失敗が少ないんです。
もちろん、メリットばかりではありません。
慣れないうちは思ったより短く刈りすぎてしまったり、初期費用がかかったり、切った髪の毛の掃除が大変だったりという側面もあります。
ただ、美容院に一度行くコストを考えれば、すぐに元は取れますし、後片付けもコツをつかめば簡単です。
まずはメリットとデメリットを比べて、自分に合っているか✅チェックしてみましょう。
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
手軽さ | 気になった時にすぐ整えられる | 慣れるまで少し練習が必要 |
コスト | 美容院代を大幅に節約できる | バリカン本体などの初期投資が必要 |
仕上がり | 長さを均一に揃えやすい | 細かいデザインや調整は難しい |
時間 | 短時間でカットが完了する | カット後の掃除に時間がかかる |
これだけは揃えたい!セルフカットを始める前の必須アイテム
さあ、バリカンでセルフカットを始めよう!と決めたら、まずは道具を揃えましょう。
「バリカンさえあれば大丈夫」と思いがちですが、仕上がりを格段にアップさせ、失敗を防いでくれる名脇役たちがいるんです。
最低限、以下のものは準備しておくことをおすすめします。
▶️ バリカン本体
主役です。女性でも持ちやすい軽量タイプや、お風呂で使える防水タイプがおすすめです。
▶️ 三面鏡
これが無いと始まりません。特に「襟足や後頭部を自分で✅チェックする」ためには必須のアイテム。
合わせ鏡でも代用できますが、両手が自由に使えるスタンド式の三面鏡が圧倒的に便利です。
▶️ ヘアケープ
服や床が髪の毛だらけになるのを防ぎます。100円ショップなどで手軽に購入できるもので十分です。
首回りにタオルを巻いておくと、細かい毛が入り込むのを防げますよ。
▶️ ヘアクリップ(ダッカール)
切らない部分の髪を留めておくために使います。
髪をしっかりブロッキング(分ける)することが、失敗しないための最大のコツです。
▶️ 新聞紙やゴミ袋
床に敷いておけば、後片付けが劇的に楽になります。
これらは、どれも高価なものである必要はありません。
特に三面鏡とヘアクリップは、セルフカットの精度を左右する重要なアイテムなので、ぜひ用意してくださいね。
準備を万全に整えることが、心に余裕を生み、カットの成功へと繋がります。
まずは襟足から!初心者でも失敗しないバリカンの基本操作
道具が揃ったら、いよいよバリカンを使ってみましょう。
でも、いきなり大胆にカットするのは🚫禁物です。
最初は、一番簡単で、かつ効果を実感しやすい「襟足の産毛を整える」ことから始めるのがおすすめです。
ショートヘアの方はもちろん、髪を結んだりアップにしたりすることが多いロングヘアの方も、襟足がきれいだと清潔感がぐっと増しますよ。
やり方はとっても簡単です。
まず、バリカンに一番長いアタッチメント(12mmや15mmなど)を取り付けます。
「こんなに長くて意味があるの?」と思うくらいがちょうどいいんです。
絶対に、短いアタッチメントから始めないでくださいね。
次に、三面鏡で襟足が見えるようにセッティングします。
切らない髪はクリップでしっかり上げておきましょう。
そして、バリカンの電源を入れ、刃を下向きにして、襟足の生え際に沿って「下から上へ」とゆっくり動かします。
このとき、肌に強く押し付ける必要はありません。
肌の表面を優しくなでるような感覚で動かすのがポイントです。
何度か動かして、もし「もう少し短くしたいな」と感じたら、その時初めて一つ短いアタッチメントに交換します。
この「長い方から試して、少しずつ短くしていく」という手順が、取り返しのつかない失敗を防ぐ鉄則です。

一番長いアタッチメントで、肌に沿ってゆっくり動かすだけ。これだけで後ろ姿の印象が大きく変わるんですよ!
バリカンセルフカットは「準備」と「襟足から」が成功への近道
女性のバリカンセルフカットは、手軽で経済的という大きな魅力があります。
始める前は少し勇気がいるかもしれませんが、三面鏡などの道具をきちんと揃え、一番簡単な「襟足」から試してみることで、安心してスタートできます。
「長いアタッチメントから少しずつ」というルールさえ守れば、大きな失敗は避けられるはず。
まずはこの基本をマスターして、セルフカットの楽しさを実感してみてください。
【髪型別】ショートもロングも!女性のバリカンセルフカット術
バリカンと聞くと、短い髪専用のイメージがありませんか?
そんなことはありません。
アタッチメントを上手に使い分ければ、ショートヘアのメンテナンスはもちろん、ロングヘアの毛量調整まで、幅広く活躍してくれる万能ツールなんです。
ここでは、ショート、ボブ、セミロング、ロングといった髪の長さごとに、具体的なバリカンの使い方を解説します。
「こんなことにも使えるんだ!」という発見がきっとあるはず。
ご自身の髪型に合わせたテクニックを見つけて、セルフカットのレベルをぐっと引き上げましょう。
ショート・ボブヘアの鍵は「襟足」!すっきり見せる刈り上げ術
ショートヘアやボブスタイルの方が一番気になるのって、伸びてくると野暮ったく見えてしまう「襟足」ではないでしょうか。
美容院に行った直後はきれいなラインでも、2〜3週間もすればすぐに形が崩れてきますよね。
そんな時こそ、バリカンの出番です。
襟足をすっきりさせるだけで、ヘアスタイル全体が引き締まり、「首が細く長く見える」という嬉しい効果も期待できます。
やり方は、まず髪をしっかりブロッキングし、刈り上げたい範囲を決めます。
そして、希望の長さより少し長めのアタッチメント(6mmや9mmなど)を選び、下から上に向かって刈り上げていきます。
このとき、後頭部の丸みに沿わせるように、少し手首を返しながら動かすと、自然なグラデーションが生まれます。
いきなり広範囲を刈り上げるのではなく、「まずは指一本分の幅から」試してみてください。
三面鏡で横からも後ろからも、こまめにバランスを✅チェックするのが成功の秘訣です。
慣れてきたら、生え際のラインをアタッチメントなしでそっと整えることもできますが、これは肌を傷つけるリスクもあるので、最初はアタッチメントをつけたまま行うのが安全です。
襟足を制する者が、ショートヘアを制すると言っても過言ではありません。
ロング・セミロングは「毛量調整」で軽やかに!すきバサミ風テク
「髪が長くて多いから、バリカンなんて関係ない」と思っているロング・セミロングヘアの方、それはもったいないです!
実はバリカン、すきバサミのように使って「髪の量を減らす」こともできるんです。
髪を乾かす時間が短縮されたり、ヘアアレンジがしやすくなったりと、良いことづくめですよ。
⚠️注意点は、「表面の髪には絶対に使わない」こと。
表面の髪を短く切ってしまうと、短い毛がツンツンと飛び出してしまい、まとまりのないスタイルになってしまいます。
まずは、表面の髪をダッカールでしっかり留めて、内側の髪だけを出します。
そして、コーム(くし)で髪の束をすくい、毛先から3分の1くらいの場所に、アタッチメントを付けたバリカンを「上から下へ」とサッと通します。
一箇所に長く当てるのではなく、数回に分けて、場所を少しずつずらしながら行うのがポイントです。
全部の量を一気に減らそうとせず、耳の後ろや後頭部など、「特に重さが気になる部分」を狙って調整しましょう。
これをやるだけで、見た目の長さは変えずに、驚くほど軽やかな印象になります。
髪が広がりやすい、量が多くて悩んでいるという方にこそ、ぜひ試してほしいテクニックです。

全部の量を減らすのではなく、ハチ周りなど重さが気になる部分を狙うのがコツです!
実は前髪にも使える?バリカンを使ったぱっつん前髪の整え方
これは少し上級者向けのテクニックですが、バリカンは「前髪の微調整」にも活用できます。
特に、ぱっつん前髪のラインをきれいに維持したいときには便利です。
ただし、⚠️注意点がいくつかあります。
まず、絶対にアタッチメントを外して使ってはいけません。
アタッチメントなしの直刃を前髪に当てるのは、あまりにもリスクが高く🚫厳禁です。
そして、使うのはあくまで「ハサミで切った後のラインを整える」という補助的な役割だと考えてください。
具体的なやり方は、まず前髪をしっかり濡らして、コームでまっすぐにとかします。
そして、切りたいラインにコームを水平に当てます。
そのコームに沿わせるように、アタッチメントを付けたバリカンを「そっと滑らせる」のです。
これにより、ハサミで切った時にできがちなガタつきを、きれいに整えることができます。
使うアタッチメントは、3mmなどのごく短いものが適していますが、最初は長めのものから試すのが鉄則です。
前髪は顔の印象を大きく左右するパーツなので、とにかく慎重に、少しずつ行ってください。
「あと1ミリだけ…」という、そのわずかな調整を可能にしてくれるのが、この使い方。
セルフカットのレベルをもう一段階上げたい方は、挑戦してみる価値があるかもしれません。
髪型に合わせた使い方をマスターすれば、バリカンは最強の味方になる
バリカンは、ただ短く刈るだけの道具ではありません。
ショートヘアの襟足を整えてスタイルを維持したり、ロングヘアの毛量を調整して軽やかさを出したりと、髪型や悩みに合わせて様々な使い方ができます。
この記事で紹介したテクニックを参考に、ご自身の髪型に合った使い方を見つけてみてください。
これまで美容院でお願いしていた「ちょっとしたメンテナンス」が自宅で簡単にできるようになれば、もっと自由に、気軽にヘアスタイルを楽しめるようになるはずです。
おしゃれ上級者へ!バリカンで作る女性のツーブロックと選び方
バリカンでのセルフカットに慣れてきたら、次はもっと「デザイン」を楽しんでみませんか?
いつもの髪型に少しだけアクセントを加えるだけで、ぐっとおしゃれな印象に変わります。
ここでは、メンテナンスという視点から一歩進んで、髪の内側を刈り上げる「ツーブロック」といった攻めのスタイルや、そもそも失敗しないための「バリカンの選び方」に焦点を当てます。
セルフカットを単なる節約術ではなく、自分だけのスタイルを表現する手段として捉え直してみましょう。
自分にぴったりの一台を見つけて、新しい自分に出会う準備、始めませんか?
女性の隠れツーブロック!こっそり楽しむおしゃれ刈り上げのやり方
ツーブロックと聞くと、男性的なヘアスタイルを想像するかもしれませんが、最近は女性の間でも「隠れツーブロック」や「インナーカラー」ならぬ「インナー刈り上げ」が人気です。
これは、耳周りや襟足の内側だけをごく狭い範囲で短く刈り上げるスタイルのこと。
普段は髪を下ろしていれば全く見えないので、職場や学校の規則が厳しい方でも挑戦しやすいのが最大のメリットです。
髪を耳にかけたり、アップスタイルにしたりした時に、刈り上げ部分がちらっと見えるのがとてもおしゃれなんですよ。
やり方は、まず刈り上げたい部分を明確に決め、それ以外の髪を完璧にブロッキングすることから始まります。
このブロッキングが甘いと、残したい髪まで刈ってしまう大惨事に繋がりかねないので、何重にもクリップを使って厳重に分けてください。
刈り上げる長さは、3mm〜6mmくらいがおすすめです。
短すぎると地肌が透けて見えすぎてしまうので、最初は少し長めから試しましょう。
バリカンを下から上へ、ゆっくりと動かして刈り上げます。
夏場は驚くほど涼しく快適ですし、髪の量が多い方はサイドの膨らみを抑える効果も期待できます。
いつものスタイルに少しだけエッジを効かせたい、そんなあなたにぴったりの応用テクニックです。
アタッチメントなしは危険?安全に使うための裏ワザと⚠注意点
セルフカットに慣れてくると、「アタッチメントなしの直刃で、もっと細かく調整したい」という欲が出てくるかもしれません。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。
「アタッチメントなしでのセルフカットは、プロの理容師さんや美容師さんでも非常に慎重になる作業」です。
なぜなら、むき出しの刃は非常に切れ味が良く、少しでも手元が狂うと肌を傷つけたり、一部だけが極端に短くなる「虎刈り」という悲しい状態になったりするリスクが非常に高いからです。
一度そうなってしまうと、修正するのはほぼ不可能です。
そのため、基本的には「アタッチメントなしでのカットは🚫禁止」と考えてください。
それでも、どうしても使いたい場合の「裏ワザ」として許容されるのは、ごく限定的な場面のみです。
例えば、もみあげや襟足の本当に細かい産毛を「剃る」ような感覚で、刃を肌に水平に当ててそっと処理する程度です。
この場合も、絶対に刃を立ててはいけません。
安全に、そしてきれいに仕上げるための最良の方法は、「1mmや2mmといった、ごく短いアタッチメントを活用する」ことです。
アタッチメントは、あなたの肌と髪を守るための大切な安全装置。
その重要性を決して忘れないでくださいね。
目的別!あなたに合う「おすすめバリカン」の見つけ方と比較
ここまで様々なテクニックを紹介してきましたが、その成功率を大きく左右するのが「道具選び」、つまりバリカンそのものです。
どれも同じように見えますが、実はそれぞれに特徴があり、あなたの目的に合った一台を選ぶことがとても重要になります。
選ぶ際のポイントは、主に以下の5つです。
1️⃣ アタッチメントの豊富さ
長さの種類が多いほど、細かい調整がしやすく、様々な髪型に対応できます。
2️⃣ 電源方式
コードレスタイプは取り回しが楽で、どこでも使えるのが魅力。コード付きは充電切れの心配がないのがメリットです。
3️⃣ 防水性能
お風呂で使えたり、水で丸洗いできたりするタイプは、後片付けが非常に楽になります。
4️⃣ 刃の性能
切れ味が良い刃は、髪を引っ張ることなくスムーズにカットできます。自動研磨機能付きのものもあります。
5️⃣ 静音性
音が大きいと、使っている時に少し不安になることも。静かなモデルは、夜間でも使いやすいです。
例えば、以下のように自分の目的と照らし合わせてみましょう。
項目 | Aタイプ(多機能・万能型) | Bタイプ(シンプル・初心者向け) |
---|---|---|
おすすめな人 | 色々な髪型に挑戦したい人 家族みんなで使いたい人 | まずは襟足など部分的に使いたい人 とにかく手軽に始めたい人 |
アタッチメント | 種類が豊富(1mm〜) | 種類は少なめ(3mm〜) |
防水性能 | 本体丸洗いOK | 刃の部分のみ水洗い可 |
特徴 | ダイヤル式で長さ調整が楽 | 軽量で女性でも持ちやすい |

何を一番重視するかで選ぶべきバリカンは変わります。まずはあなたの目的をはっきりさせましょう!
自分に合うバリカンを選び、セルフカットを「表現」のツールにしよう
バリカンでのセルフカットは、ただ髪を短くするだけの作業ではありません。
隠れツーブロックで個性を出したり、自分にぴったりの一台を探求したりと、奥深い楽しみ方があります。
そのためには、アタッチメントの重要性を理解し、危険な使い方は避けるという基本を守ることが大前提です。
あなたの「こうなりたい」を叶えてくれる最高のパートナー(バリカン)を見つけて、セルフカットをメンテナンスから自己表現へと進化させてみてください。
女性のセルフカットはバリカンで!簡単・きれいに仕上げる全知識
この記事では、女性がバリカンを使ってセルフカットするための、基本的な考え方から髪型別の応用テクニック、さらには道具選びまで、幅広く解説してきました。
「バリカンは難しそう」というイメージが、「私にもできそう!」というワクワクに変わっていたら嬉しいです。
大切なポイントを振り返ると、
まずは道具を揃え、一番簡単な襟足から試してみる
「長いアタッチメントから少しずつ」という鉄則を守る
自分の髪型に合った使い方(襟足、毛量調整など)をマスターする
慣れてきたら、ツーブロックなどデザインにも挑戦してみる
自分の目的に合った、最高のバリカンを選ぶ
ということでしたね。
最初は誰でも勇気がいるものです。
でも、この記事で紹介した襟足のカットだけでも試してみてください。鏡に映るすっきりとした後ろ姿に、きっと感動するはずです。
「ちょっと気になる」を自分で解決できる手軽さと、節約できる楽しさ。
バリカンは、あなたの毎日をちょっと豊かにしてくれる、頼もしい味方になってくれますよ。
さあ、あなたもバリカンセルフカットで、新しい自分を始めてみませんか?